日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2018年年会
セッションID: R1-10
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R1:鉱物記載・分析評価
三重県山田鉱山産ウエリン石の長周期構造
*門馬 綱一浜根 大輔Mills Stuart下林 典正宮脇 律郎稲葉 幸郎
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抄録

三重県山田鉱山からウエリン石の産出を確認し、その結晶構造を検討したので報告する。ウエリン石はMn2+6(W6+,Mg)2(SiO4)2(O,OH)6という組成式が提案され、a = 8.155, c = 4.785 A,空間群P63またはP3が報告されている。山田鉱山産のウエリン石は√3 × 3の超構造を示し、a = 14.074(3) and c = 14.455(3) A, 空間群R3である。単結晶X線構造解析の結果、先行研究で提示された平均構造に対して、Wサイトの1/3が周期的に空孔となった超構造であることが判明した。

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