医療情報学
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研究速報
自己組織化マップを用いた自由書式インシデント報告からの傾向発見に関する一試み
川中 普晴大谷 芳弘吉川 大弘山本 晧二篠木 剛鶴岡 信治
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2005 年 25 巻 2 号 p. 87-96

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抄録
 本論文では,自由書式により書かれた医療・医学テキスト情報からの知識抽出手法に関する基礎的検討として,自由書式インシデント報告を対象とし,自己組織化マップ(Self Organizing Map:SOM)を用いてキーワードマップの生成を試みた.本論文では,キーワードマップ作成のために,(1)形態素解析器と単語結合ルールを用いた自由書式部分からのキーワード抽出法と,(2)抽出されたキーワードを用いた自己組織化マップによるキーワードマップ生成法を提案した.また本論文では,インシデント報告の分類項目は全く使用せず,自由書式により記入された部分のみを処理対象とした.実際のインシデント報告を用いてキーワードマップ作成実験を行い,作成されたキーワードマップの有効性について検討を行った.本手法により,報告書中のキーワードの関係を可視的に表示することが可能となり,得られた結果から,報告書に含まれる傾向や,個々の報告書からでは見つけにくい特徴等,新しい知識発見へのプロセスへの期待について議論した.また本論文では,本手法を利用したリスクマネージメントサポートシステムへの発展の可能性と,現段階において本手法に残されている問題点,今後の課題について示した.
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© 2005 一般社団法人 日本医療情報学会
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