日本看護学教育学会誌
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研究報告
新卒看護師のSOCと影響要因に関する研究
山住 康恵安酸 史子
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2011 年 21 巻 2 号 p. 13-23

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抄録

〔目的〕新卒看護師のSOCに影響する要因を明らかにし、SOCを形成・強化する環境について検討することを目的とした。

〔方法〕A県内の500床以上の病院のうち、同意の得られた施設の2009年度の新卒看護師386名に質問紙を配布し、郵送にて130名分を回収した。

〔結果〕本研究の対象者のSOCの平均は49.7±8.7点であった。SOCに影響する要因として、「抑うつ感」、「患者の状況を把握する能力がない」、「他者を巻き込んだ情動発散」、「離職願望」、「視点の転換」が抽出された。

〔結論〕本研究では、SOCとポジティブなストレス反応の関連が見られなかったが、ネガティブなストレス反応や離職願望との関連が明らかとなった。

 SOCに影響するマイナスの要因に働きかけるためには、ストレスの対処の成功体験を積み重ねることや、休息や睡眠が十分取れるような勤務体制の配慮が求められる。離職防止のためにも、情動発散の場として院内研修の後に新卒看護師同士の交流機会を積極的に設けることが望ましい。さらに、SOC形成の核となる有意味感を高めるために、成長段階に応じた裁量権の段階的拡大が求められる。

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© 2011 一般社団法人 日本看護学教育学会
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