2015 年 24 巻 3 号 p. 1-11
〔目的〕看護技術の修得過程で看護学生が用いる学習方略を測定するための「看護技術学習方略尺度」を構成し、その信頼性と妥当性を検討する。
〔方法〕3年次の看護学生682名を対象に、看護技術学習方略尺度案を用いた郵送調査を実施し、探索的因子分析を行った(調査1)。さらに、看護学生213名を対象に留め置き調査を実施し、「メタ認知的方略尺度」との併存的妥当性の検討と、再テスト法を行った(調査2)。
〔結果〕探索的因子分析の結果から、〔計画・調整〕、〔ピア学習〕、〔認知的志向〕、〔情動調整〕の4因子17項目からなる「看護技術学習方略尺度」を作成した。尺度全体のCronbachのα係数は0.82、再テスト法のPearsonの積率相関係数は0.69であった。外的基準である「メタ認知的方略尺度」とのPearsonの積率相関係数は0.55であった。
〔考察〕「看護技術学習方略尺度」はCronbachのα係数と再テスト法、および構成概念妥当性、併存的妥当性の結果から一定の信頼性と妥当性を保持していると判断できた。