2025 年 35 巻 2-2 号 p. 67-79
〔目的〕チーム医療実習における同期型オンライン国際協働学習(COIL)が、看護学・理学療法学・作業療法学を専攻する学生の他者理解や異文化理解にもたらす効果を明らかにする。
〔方法〕A大学の4年生87名を研究対象として、韓国の学生との同期型COIL前後における心理分析テストBEVIのデータのスコアの比較、および記述データの質的記述的分析を行った。
〔結果〕他者理解や異文化理解に関連するBEVIの3つのスケールのスコアが各5ポイント上昇していた。また、他者理解や異文化理解に関する学びとして【異なる文化や価値観への寛容性の大切さ】、【異文化理解が自分を変える機会になること】等の5つのカテゴリーが抽出された。
〔考察〕チーム医療実習における同期型COILは、他者理解や異文化理解に関する非認知能力にポジティブな影響をもたらしており、異文化を経験する場や状況・期間の設定等を考慮することによって、他者理解や異文化理解を促進する有効な教育方法になり得ることが示唆された。