2025 年 35 巻 2-2 号 p. 55-66
〔目的〕看護専門学校に所属する教育経験6年未満の看護教員のレジリエンスを構成する要素を明らかにし、レジリエンスの低下を予防して職業を継続するための示唆を得る。
〔方法〕看護専門学校に所属する教育経験6年未満の教員9名を対象に半構造化面接によるデータ収集・質的記述的分析を行った。
〔結果〕看護教員のレジリエンスを構成する要素として【看護師であり教員である自己の自覚】【教授者同士の看護観・教育観の共有】【学生と向き合う決意】【看護教育の中核となる概念の模索と深化】【現状の疑問視と課題改善への参画】【支援の要請と支援体制の実感】などの9カテゴリが抽出された。
〔考察〕看護教員のレジリエンス低下の予防と職業継続に向け、看護教員が職業的アイデンティティ再構築の時期にあることを自覚する、試行錯誤を伴う教育活動を通して教育観を深めると共に信念に基づいて行動する、所属機関が学生主体の教育モデルを示し必要な時に支援できる体制を整備するなどの重要性が示唆された。