2022 年 10 巻 2 号 p. 30-40
目的:北海道の複数の二次医療圏の訪問看護事業所における新卒訪問看護師の雇用・育成の取り組みの現状と課題を検討する。
方法:対象者は北海道の4つの二次医療圏の訪問看護事業所の管理者で1医療圏4〜6名の計19名であった。医療圏毎にフォーカスグループインタビューを行い、逐語録をデータとした。分析は記述統計、計量テキスト分析を行った。
結果:新卒訪問看護師の募集、新卒訪問看護師の受け入れ準備、新卒訪問看護師の育成方法に関する17個のクラスターを生成した。募集の方法や受け入れ準備については都市型の医療圏で[ホームページ]の利用や経営に関する特徴的な内容があり、育成方法については、過疎傾向の医療圏で地域力を生かした特徴的な方法が確認された。
結論:新卒看護師の雇用・育成は、地域の多様な特性に適した「チーム」、「協働」、「連携」といったつながりを視野に入れた方策を検討することが、肝要であることが示唆された。