2024 年 12 巻 2 号 p. 44-52
目的:ACPセミナーを受講した訪問看護師のACP実践を明らかにし、課題を検討する。
方法:本研究参加に同意した6名の訪問看護師を対象に、受講後6か月のフォローアップ面談を行った。面談は個別にオンラインで行ない、セミナー参加の動機、受講後のACP実践、地域におけるACPの現状と課題について語った内容をデータとし、質的に分析した。
結果:受講後のACP実践における変化として【継続的で相手に合わせた対話の意識化】がなされ、【対話における相手の反応の意味を理解し利用者や家族に対応するための自信】【ACPが利用者に寄り添うためのケアとの気づき】が得られていた。【地域でACPを進めるうえでの課題】は、多職種連携が上手く機能しない事例が多くあげられていた。
結論:ACP実践への課題として、多職種での現任教育及び多職種連携を促進するための組織的な取り組みの必要性が示唆された。