2026 年 14 巻 2 号 p. 9-17
目的:訪問看護師がヤングケアラー(以下、YC)と認識した状況を明らかにする。
方法:半構造化面接による質的記述研究
結果:対象は訪問看護師7名。YCと認識する状況として、10のカテゴリーが抽出された。主なカテゴリーは【支援している専門職からの情報があった】【学校に行けない子どもが自宅で過ごしていた】【訪問看護師に自分の存在をアピールしてきた】【療養者の状況に応じて食事の役割を担っていた】【見よう見まねで医療的ケアを担っていた】であった。これらのカテゴリーは、[情報提供と確認][子どもの日常生活][子どものケアへの参加]の3つの大カテゴリーに大別された。
結論:訪問看護師は、提供された情報だけでなく意識的に情報収集し、世帯全体を把握した上で、子どもの日常生活やケアへの参加状況を確認し、YCであると認識していた。子どもや家族に寄り添った情報収集、医療専門職としての支援者や関連機関との情報共有がこれからの課題である。