2017 年 4 巻 1 号 p. 15-20
【目的】本研究の目的は,病院看護師を対象にキャリアラダー区分別のメンタリングと自己教育力を明らかにすることである. 【方法】1病院の看護師272人を対象に,無記名自記式質問紙調査を実施した. キャリアラダーは,レベルⅠ(新人)~Ⅵ(師長・専門看護師)までに区分した.【結果】一元配置分散分析の結果,メンタリングの指導・教育機能はレベルⅠが他のレベルより有意に高く,役割モデル機能はレベルⅢよりレベルⅠが有意に高かった.自己教育力の学習の技能と基盤は,レベルⅡがレベルⅢやレベルⅣ~Ⅵに比べて有意に低かった.【考察】レベルⅢには指導・教育機能や役割モデル機能を高めること,レベルⅡには基盤となる学習環境を改善することの重要性が示唆された.