神戸大学大学院人間発達環境学研究科
2023 年 20 巻 2 号 p. 33-41
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本研究では、発達障害児の不安症状とその母親の精神的健康の改善を目的とした家族認知行動療法(FCBT)プログラムを開発し効果検証を行うことを目的とした。10~12歳の発達障害児の母親5名に対しオンラインによるFCBTプログラムを実践した。フォローアップでは、子どもの全般性不安障害の症状において大きな効果量と、母親の精神的健康や子どもの発達障害によるストレス、養育態度などに対し部分的な効果が確認された。考察では、無作為化比較対照試験の実施や第三者を含めた評定、親同士の交流の必要性が示唆された。
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