主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 九州大学応用力学研究所, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
幾何学的非線形の高い運動の場合、運動方程式は非常に堅くなり、時間積分の安定性が最も重要な問題となる。そこで、時間積分の安定性の指標としてエネルギ原理・運動量原理を考え、両原理を満たすように運動方程式を修正して時間積分を行うことにより数値安定性を保証するのがEnergy-Momentum Conservation Algorithm(以下EM法)である。本論では、エネルギ・運動量原理を離散化することによりEM法の構築条件を求め、それを満足する速度・角速度の積分アルゴリズムを示す。また、構築条件より得られたアルゴリズムは速度・角速度を離散化することによって得られるものでありその妥当性を示した。