主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 九州大学応用力学研究所, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
卓球におけるラケットとボールの設計や工学的な性能評価に寄与するために,ラケットとボールの衝突モデルとラケット反発性能の予測法,および予測結果を示した.(1) ラケットとボールとの接触時間は実測値とほぼ一致した.(2) 卓球ラケットの剛体運動を考慮して打撃位置に換算した換算質量におよぼす腕系の影響は極めて大きいが,ボールの質量が非常に小さいために,反発性能におよぼす腕系の影響は小さいこと,(3) 反発係数にはラバーの衝突エネルギ損失の影響が大きく,ラケット板の振動の影響は少ないことなどが明らかになった.