理論応用力学講演会 講演論文集
第52回理論応用力学講演会 講演論文集
セッションID: 2003227
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OS20-3:変形・破壊のメゾスコーピックダイナミクス(転位-結晶塑性,ポリマ)
非晶性ポリマに対する分子鎖すべり理論の提案と大変形塑性現象への応用
*高松 敦
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抄録

非晶性ポリマの主な力学的特性として,降伏前の非線形粘弾性応答,降伏後のひずみ軟化,およびひずみ軟化後の再硬化現象が挙げられる.これらを表現するために,本研究では非晶性ポリマにおける非弾性変形の素過程を金属結晶におけるすべりとのアナロジーして捉え「分子鎖すべり系」の概念を新たに提案する.またHasanらによって提案された硬化則を介して,ポリマのミクロな情報とすべりを関係づけることによりポリマに対する新たなマルチスケール塑性論を構築する.さらに運動学を用いた分子鎖すべり基底の発展式および背応力と整合するスピンの算出方法などについても言及する.

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© 2003 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
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