主催: 日本学術会議「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本船舶海洋工学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 日本伝熱学会, 日本計算工学会, 農業土木学会
静粛超音速研究機主翼形状設計のため,空力,構造,ソニックブームを考慮した多分野融合最適化のシステムを構築し,実行した.目的関数は5つで,超音速巡航時の圧力抵抗,摩擦抵抗,ソニックブーム強度,複合材重量,の最小化,及び亜音速着陸時の揚力最大化,である.胴体は固定し,主翼形状を全58設計変数で定義し,翼胴形態で形状を定義した.構造は,多桁構造の内翼,フルデプス・ハニカムサンドイッチ構造の外翼に分かれ,スキン材,桁材の積層角及び積層数を設計変数とし,強度・フラッタ要求を満たす最小重量を組み合わせ最適化で求めた.空力はTAS-Codeを用いEuler計算により,ソニックブーム強度は我々の開発したCAPASを用い評価した.その結果,複数の非劣解を得,設計空間上の知識を獲得した.