理論応用力学講演会 講演論文集
第56回理論応用力学講演会
セッションID: 3D09
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OS23-2 空力構造融合解析
静粛超音速研究機主翼形状に対する多分野融合最適設計の応用
*千葉 一永牧野 好和高戸谷 健山本 一臣
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抄録

静粛超音速研究機主翼形状設計のため,空力,構造,ソニックブームを考慮した多分野融合最適化のシステムを構築し,実行した.目的関数は5つで,超音速巡航時の圧力抵抗,摩擦抵抗,ソニックブーム強度,複合材重量,の最小化,及び亜音速着陸時の揚力最大化,である.胴体は固定し,主翼形状を全58設計変数で定義し,翼胴形態で形状を定義した.構造は,多桁構造の内翼,フルデプス・ハニカムサンドイッチ構造の外翼に分かれ,スキン材,桁材の積層角及び積層数を設計変数とし,強度・フラッタ要求を満たす最小重量を組み合わせ最適化で求めた.空力はTAS-Codeを用いEuler計算により,ソニックブーム強度は我々の開発したCAPASを用い評価した.その結果,複数の非劣解を得,設計空間上の知識を獲得した.

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© 2007 社団法人日本機械学会
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