理論応用力学講演会 講演論文集
第56回理論応用力学講演会
セッションID: 3G08
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OS3-1 逆問題解析の広がり
逆問題の多倍長精度大規模計算のためのFORTRANインターフェースの構築
*藤原 宏志
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抄録
本研究は、計算力学における大規模計算において多く利用される FORTRAN において多倍長計算を実現するためのインターフェースの設計と実装をおこない、逆問題に対して信頼できる大規模数値計算環境の整備をおこなうものである。 逆問題が地球物理、工学、医学などの具体的な問題に現れることを考慮すると、その数値的手法による解の再構成は重要である。しかし逆問題は Hadamard の意味で非適切な問題であることが多く、数値計算過程において丸め誤差が急激に増大し、数値計算が破綻することが知られている。この問題に対して近年、多倍長数値計算の有効性が示されている。本研究は大規模問題においては FORTRAN が多く利用されていることを念頭におき、高速多倍長計算環境のひとつである exflib 用の FORTRAN インターフェースの設計と実装について論じる。
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© 2007 社団法人日本機械学会
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