主催: 日本学術会議「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本船舶海洋工学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 日本伝熱学会, 日本計算工学会, 農業土木学会
2次元乱流中に現れる巨視的スケールの長時間にわたる渦構造を記述する方程式として、Onsagerによって導入された渦点系平衡統計力学理論に基づく平衡平均場方程式を取り上げる。
対象とする渦点系、平均場、導出法の違いによっていくかの平均場方程式が個別に得られているが、ここでは、各渦点の強さが一意に定まり、系内の渦点の強さ分布がある確率測度で与えられる決定論的渦点系を対象として、3つの異なる方法で同じ形式の一般的な平衡平均場方程式が得られることを示す。
また、3次元への拡張として渦糸系を取り上げ、渦点系と比較しながら、ほぼ平行な渦糸系の平衡平均場方程式についても述べる。