理論応用力学講演会 講演論文集
第58回理論応用力学講演会
セッションID: 2H13
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OS25-3 土木・建築・機械構造物の信頼性設計
地中構造物の実用的な損傷確率評価手法の構築
非線形に拡張されたFOSM法の適用
*松本 敏克宮川 義範西山 誠治中村 晋
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抄録

地中構造物の地震時の挙動評価には,地盤と構造物を連成系として扱った有限要素法が用いられることが多い.このような構造物の地震リスクを評価するには困難を伴うが,主たる要因は,大きな解析容量と著しい非線形性に起因する.ここでは,解析容量を勘案して,精緻な解析の数少ない試行で効率的に応答の確率分布を推定する実用的な手法を提案する.本手法は1次近似2次モーメント法(FOSM法)に基づく手法である.FOSM法は主として線形系において適用されてきたが,応答の高次近似と多直線化によりFOSM法を非線形問題に拡張することにより,非線形性の著しい地中構造物の地震リスク評価に適用した.

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© 2009 社団法人土木学会
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