理論応用力学講演会 講演論文集
第58回理論応用力学講演会
セッションID: 3F03
会議情報

OS6-1 船舶と最適設計
大規模構造物の最適設計に関する研究
ばら積み貨物船の中央断面設計
*北村 充濱田 邦裕竹澤 晃弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

大規模設計問題における多段階最適設計手法について検討した.多段階設計を行う場合,まず設計変数のグルーピングが必要となる.これまで対象とする問題の設計変数を複数のグループに分ける場合、その問題に対する専門知識やノウハウを必要としていた.また,そのようにして分けられた部分問題は設計変数が持つ特性を考慮していない.よって,設計変数が持つ特性を考慮してグルーピングを自動化する手法の提案を行った. 次に,各グループを段階的に最適化する場合の制約条件の取り扱いについて検討する.複数のグループにまたがる制約条件は各グループで持つべき分担量が存在する.しかし,その分担量を何らかの計算により求めることは困難である.よって繰り返し多段最適階設計を行うことで,最適な分担量に近づける手法を提案した. 以上のことにより,多段階最適設計において,全体最適設計と同等の解を得ることができることを示した.

著者関連情報
© 2009 社団法人土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top