主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
リバースシミュレーションは大気中に危険性の物質が拡散したときに汚染源を特定することが可能となるので、環境分野で注目されている。一方で、リバースシミュレーションは負の移流、負の拡散を伴う時間発展問題である。負の拡散を伴う数値解析には、数値不安定性という問題点が存在する。そこで本研究では、LES(Large-eddy simulation)などでよく使われているローパスフィルターを用いて、RANS(Reynolds-averaged numerical simulation)解析によるリバースシミュレーションの実現を目指す。解析対象としては、シンプルな流れ場である平面上の流れ、単体建物周りでの流れのなかでの拡散物質の輸送方程式のリバースシミュレーションを実現する。