理論応用力学講演会 講演論文集
第59回理論応用力学講演会
セッションID: 1A06
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OS11 冗長性と構造性能
弾塑性骨組構造物のロバスト最適化
遺伝的アルゴリズムを用いた応答曲面法による崩壊荷重の推定
*曽我部 博之
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抄録

 建築物の保有水平耐力計算では,大地震に対して安全な建物を提供するために崩壊荷重が必要保有水平耐力を超えていることを確認しなければならない.しかしながら,部材耐力のばらつき等によって,構造物の崩壊荷重が設計値と異なってしまうのが実情である.  本研究は,構造部材の耐力がばらついても崩壊荷重に影響が少ない骨組構造物を設計するために,シックスシグマ設計に基づいたロバスト設計を行う.シックスシグマ設計とは,ロバスト性を高めるために品質工学の分野で発展し,大きな成果を上げてきた設計手法である.骨組構造物のシックスシグマ設計を行う場合,崩壊荷重を部材寸法や材料強度の設計因子で精度よく表現しておく必要がある.本研究では,遺伝的アルゴリズムを用いることによって精度の高い崩壊荷重の応答曲面を推定する.

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© 2010 社団法人日本建築学会
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