主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
近年、豪雨による斜面崩壊などにより多くの地盤工学的問題が引き起こされており不飽和土の浸透問題は重要なテーマとなっている。本研究では、Oka ら(2006)によって提案された多相混合体理論にもとづく弾粘塑性有限要素法を用いて、不飽和土の1次元浸透変形解析を行った。特に一定速度の降雨が上面から浸透する場合に、水分特性曲線すなわちサクション-飽和度関係が水圧や変形挙動に与える影響について、数値解析により検討した。その結果、浸透による水圧上昇や変形挙動は主として水分特性を決定する材料定数によって支配されることが分かった。