主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
近年,食文化の欧米化に伴い血管収縮や血栓症に増加の傾向が見られる.そこで,それらの原因を探るため血液の流動特性の研究が注目を集めている.指先の血管は,健康状態によって血管が変形すると考えられている.この現象を解析するために,粒子法を適用した.粒子法は,固体も液体も一括して粒子として扱えるので,複雑流動解析に適している.本報告では,粒子モデルを用いて,指先微小血管の変形を解析し,変形のメカニズムを研究する.血栓モデルでは,付着物の周辺で流体力による大きな変形が見られた.