主催: 日本学術会議 「機械工学委員会,土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 自動車技術会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本計算数理工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本混相流学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
ダムや湖水等において,日射による表層温度の上昇に起因した貯水の成層化は,
湖底の酸素欠乏を招く等,水環境を悪化させる原因となっている.
このような大規模に生じた成層の破壊・混合を行う手段として,
気泡プルームを用いる方法が活用されている.
気泡プルームが層流状態を成すような小スケールの成層環境では,
駆動される対流がプルーム近傍の閉空間に抑制され,
時間が経過しても成層破壊が水平方向にほとんど進行しないのに対し,
大スケールの成層環境では密度成層下の二相流として流動不安定要因により攪拌混合が確保される.
本研究では,染料を用いた可視化,及び,UVPを用いた速度計測の結果から,
気泡プルームにより密度成層の破壊が進行するメカニズムについて論ずる.