理論応用力学講演会 講演論文集
第63回理論応用力学講演会
セッションID: OS02-05
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OS02 衝撃に関する解析と評価
建築物の耐衝撃設計法の提案
その3 非構造部材の評価法
*竹内 義高濱本 卓司
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キーワード: 衝撃荷重, 構造部材
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抄録

衝撃荷重を受ける建築物においては、たとえ構造部材の損傷が小さく建物の構造安全性には問題を生じない場合でも、非構造部材の損傷による人的被害の発生や、施設の機能に障害による2次的な被害が考えられる。ここでは主要な非構造部材の特徴および設計の現状を示し、衝撃荷重を受ける非構造部材の設計の考え方を検討する。建築物の主要な非構造部材として、ガラス窓、扉類、天井材、外装材、カーテンウォール、間仕切壁、ダクトスペースおよびエレベータシャフトを取り上げる。これら非構造部材の設計の考え方においては、その特徴を勘案し、損傷が生じる可能性を考慮した上で、人的被害を低減するために有効な各種の対策を行う。その対策の検討では非構造部材の損傷と被害における因果関係を定性的に評価することとし、イベントツリー分析(ETA)の概念を導入し、非構造部材の損傷レベルに応じた人的被害度の把握と被害低減方法の検討を行う。

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© 2014 一般社団法人日本機械学会
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