主催: 土木学会
共催: 化学工学会, 自動車技術会, 地盤工学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本計算数理工学会, 日本原子力学会, 日本建築学会, 日本航空宇宙学会, 日本混相流学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 農業農村工学会
後援: 日本学術会議 「機械工学委員会,土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
会議名: 第65回理論応用力学講演会(第22回土木学会応用力学シンポジウムと併催)
開催地: 北海道大学工学部(北海道札幌市)
開催日: 2019/06/28 - 2019/06/30
浮きまくらぎ箇所では,軌道の座屈に抵抗するバラスト道床の支持力(道床横抵抗力)が低下し,ロングレール軌道の座屈安定性が低下することが指摘されている.軌道に悪影響をもたらす浮きまくらぎについて,従来十分な検討はなされておらず,その影響は明らかでない.本研究では、筆者らが開発した,数値計算により浮きまくらぎ等個々のまくらぎの支持状態を把握する手法を用いて,まくらぎの支持状態が軌道の座屈発生温度に与える影響について実軌道データを用いて一定の仮定のもと定量的な検討を行った.結果,浮きまくらぎの連続本数が増えると座屈温度が低下すること,連続浮きまくらぎが介在する軌道の座屈温度は所定状態の最低座屈温度を下回る可能性があることを明らかにした.また,個々のまくらぎの支持状態より座屈危険箇所を抽出できる可能性があることを示した.