理論応用力学講演会 講演論文集
第66回理論応用力学講演会
セッションID: OS6-3-01
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OS6 最適化・AIによる先進的解析 (3)
システム建築工法による体育館施設の収容人員に応じた鋼材量最小設計の比較分析
*高橋 颯汰山川 誠長坂 健太郎井口 哲朗棚橋 泰治土屋 蒔紋
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抄録

公共体育館施設の多く現在老朽化に伴う建て替えの時期を迎えている.そのためシステム建築工法の体育館施設の適用が検討されている.本研究はシステム建築工法による設計に構造最適化の手法を取り入れ,さらなる合理化を目指す.本研究の目的は鋼材量最小設計を局所探索法により解を求め体育館施設の収容人員に応じた最適解特性の分析を行うことである.

 部材断面を設計変数とし離散断面寸法のリストから選択する.目的関数は部材の総重量とする.制約条件として変形や応力などの構造性能に関する制約を考慮する.この鋼材量最小化問題にペナルティ法を用いた局所探索法に基づく最適化法によって離散最適化を行う.

 梁間スパンの異なる3つの体育館モデルに対し初期解を変えてそれぞれ100ケース解析を行った.数値解析の結果,初期解の依存性が観察された.また連続解と比較して離散解の鋼材量は6.7%から9.0%増加した.

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© 2022 公益社団法人日本工学会
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