1996 年 19 巻 2 号 p. 43-55
中国の1978年以来の「経済政策」は,1995年までの17年間に,GNPの実質成長率は9.8%に達し,世界中で一番高いものであった。
社会的平等を目指している社会主義中国においては,経済の持続的成長とともに地域間所得格差が拡大していることは,しばしば指摘されている。
この論文は,1990年までに公表されたデータを用いて,ジニ係数,ローレンツ曲線,回帰分析などの統計手法によって,中国における省・市・自治区一人当たりの所得格差について,具体的な分析を試みたものである。