応用統計学
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多重比較における新たな検出力の提案と各手法の特徴比較
松田 眞一永田 靖
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1990 年 19 巻 2 号 p. 93-113

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抄録

1元配置モデルで対比較を行う多重比較の手法は古くから数多く提案されている.それらの検出力の相互比較は標本サイズの等しい場合についてEinot and Gabriel(1975)やRamsey(1978)などで行われているが,取り上げられた検出力の種類や比較対象の面でまだまだ不十分である.本稿では新しい検出力を提案し,標本サイズがアンバランスの場合も含めてより多角的な比較を行うとともに,まだ比較されたことのない手法との比較を試みる.比較を行った手法はTukeyの方法(Tukey-Kramerの方法),Tukey-Welschの方法,Peritzの方法,Holland-Copenhaverの方法である.

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