応用統計学
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分割表における交互作用変化点モデルとその応用
広津 千尋
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1995 年 24 巻 3 号 p. 93-101

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抄録
2次元分割表において行および列の水準に自然な順序がある場合に,交互作用の変化点検出問題を考える.これは結果として順序のある2元表に,ブロック交互作用モデルを定義することになる.この重要な応用として,臨床試験における至適用量設定問題がある.この場合,データが各用量水準に対する順序カテゴリカル応答として得られるなら,その応答パターンが大きく変化する用量水準を検出することに興味があり,それは用量水準と応答の交互作用変化点問題として定式化されるからである.
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