主催: 視覚障害リハビリテーション協会
年齢の低い視覚障がい児への歩行指導については、研究も少なく、十分な実績が示されていないようである。さらに、それ以上に、低年齢の視覚障がい児の中で高い割合を占める重複視覚障がい児への歩行指導となると、ほとんど実施されていないのが現状である。今回の報告では重複視覚障がい児への歩行指導の事例を映像で示し、キリンなどの歩行補助具を利用した実践があげている成果かを紹介する。また、成人への歩行指導の背景にある枠組みを、低年齢の視覚障がい児の歩行指導にそのまま当てはめることが困難なので、重複障がい児や低年齢の視覚障がい児への歩行指導を考えるための枠組みを提案する。