視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
第18回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
セッションID: W1-1
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ワークショップ_I_
盲学校以外に在籍する視覚障害の子どもの教育環境の現状と課題を探る
*氏間 和仁
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抄録

 平成19年4月に特殊教育から特別支援教育へと大きく梶が切られ、地域の学校においても一人一人のニーズに応じた適切な指導及び必要な支援が行われるようになった。平成19年4月1日付 19文科初第125号 文部科学省初等中等教育局長の通知は、学校長のリーダーシップの下、校内体制を整え、コーディネータの指名、個別の教育支援計画及び指導計画の作成・活用、教員の専門性の向上を図ることを求めている。このような教育の枠組みの大転換が行われて2年が過ぎたわけだが、果たして地域の学校で学ぶ視覚障害の子ども達の教育環境はどのようになっているのか、また盲学校は地域の学校や教師・子ども・保護者に対してどのようにセンター的機能を発揮しているのか、まずは現状を確認することが肝心と考えられる。それぞれの立場で現状を出し合い、特別支援教育制度になってもたらされた影響を確認し、今後の進むべき道を参加者と共にし、ひいては本会の事業展開に示唆を与えられればと考え企画した。
報告者と概要
 松友教諭(愛媛県立松山盲学校)
 概要:地域の学校及び教員、そこに在籍する児童生徒及びその保護者に対する盲学校のセンター的機能としての支援はどのように展開されているのか、このような盲学校の支援が、地域で学ぶ子ども達の日常の学習環境にどのように貢献してきたのか、その成果及び課題について報告する。
 古賀教諭(福岡市立長尾小学校)
 概要:視覚障害のある子どもを受け入れる地域の学校として、学校の中での弱視教育はどのように展開されているのか、また盲学校等の機関との連携や校内での特別支援教育体制はどのように変化してきたのか、その現状及び課題について報告する。

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© 2009 視覚障害リハビリテーション協会
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