視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
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ポスター発表
ロービジョンの人に使えそうな国内で入手しやすいLEDライト
*小林 章
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p. 132

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抄録
【はじめに】
 筆者は3年前の大会で紹介したSpider Fire Model:SF-SSCP7というライトは、3m先の壁の中心部分を最高照度約780ルクスの明るさで照らし、充電式のリチウムイオン電池1本で約1時間、実用的な明るさを維持できるものであった。しかし、このライトの最大の欠点は個人で英語のサイトから個人輸入しなければならないことだった。今回紹介するLED LENSOR(3種類)とWolf-Eyes(1種類)のLEDライトはやはり国産ではないが、国内に代理店があり比較的入手しやすいものである。それらのLEDライトの機能がどの程度のものか紹介する。

【方法】
 LEDライトを床面から1mの距離に固定し、中心部分から周辺に向って照度の分布を照度計により測定した。測定結果を3mの距離の照度に換算し、5~49ルクス、50~99ルクス、100~299ルクス、300~599ルクス、600ルクス以上で照らす範囲を図で示した。また、使用時間による照度の変化を測定するため、照度計をビデオカメラで撮影し2分毎の変化を図で示した。LED LENSORで単4型のアルカリ電池を使用するタイプのライトについては、充電式のニッケル水素電池を使用したデータも測定した。

【結果】
 新しいLEDライトの中心照度はSpider Fireの1.7倍(LENSOR T7・P7・Wolf-Eyes)~2.1倍(LENSOR M7R)の明るさを示した。5ルクス以上の明るさで照らせる範囲(直径)は34%(LENSOR)~64%(Wolf-Eyes)であった。実用的な照射時間はLENSOR T7、P7、Wolf-Eyes Sniper-IIについては約70分、M7Rは2時間以上であった。アルカリ電池とニッケル水素電池との比較では、実用照度の高さでニッケル水素電池に軍配が上がった。

【結論】
 照射範囲の狭いライトを使いこなせる人にはLENSOR T7、P7+ニッケル水素電池の組合せ、照射範囲の広さが必要な場合はWolf-Eyes Sniper-IIが適切であると思われた。
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© 2012 視覚障害リハビリテーション協会
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