主催: 日本文化人類学会
京都大学
p. A03-
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本報告は、トロント在住チベット人における、1970年代初めのカナダへの再定住から、カナダ市民権取得、2007年のチベットカナダ文化センターの開設へと至る過程を跡づけながら、カナダ市民として生きる中でいかにチベット人としてのアイデンティティ、チベット文化・言語の維持を図ってきたのかを検討する。彼らのエスニシティ・伝統文化の主張と維持とは、まさに、多民族社会カナダにおいて公認される独自文化の主張の枠組みを活用した、ホスト社会との共生戦略そのものであることが明らかにされる。
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