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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
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2024年6月15日(土)
分科会SA(Ⅰ)空間統治と「国家の介入しにくい空間」
空間統治と「国家の介入しにくい空間」
東南アジア・アフリカにおける人類学的国家論
下條 尚志
p. SA00-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA00
会議録・要旨集
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(258K)
あいまいな民族がエスカレートさせる政情不安
2021年クーデター後のミャンマー情勢を民族関係に注目して分析する
岡野 英之
p. SA01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA01
会議録・要旨集
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本発表が注目するのは2021年にクーデターが発生したミャンマーの政治情勢である。同クーデター後のミャンマーでは、従来からあった「国家の介入しにくい空間」を足掛かりに、同空間が拡大している。そのプロセスには同国の民族のあり方が関係している。とりわけ「ビルマ化」した少数民族が、少数民族を主体とする内戦と、民主主義復権のための武装闘争とを架橋することになった。
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(202K)
国家の空間統治が生み出したもの
マレーシアの環境改変とオラン・アスリ(先住民)バテッ
河合 文
p. SA02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA02
会議録・要旨集
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バテッは河川上流部の森林を主な生活圏としてきた人びとである。そこはアクセスの困難さから国家の介入しにくい空間として存在していたが、マレーシア独立後に環境改変が進められると共に、政府は彼らを村に定住するよう働きかけてきた。しかし、狩猟採集に依存し遊動生活を送ってきた彼らの暮らしに埋め込まれた慣習は、政府の求める秩序と嚙み合わない。本報告ではこうした状況で生じている偶発的状況について論じる。
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(246K)
行政境界線をめぐる二つの秩序
20世紀前半のケニア北東部におけるソマリの場合
楠 和樹
p. SA03-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA03
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ケニア北東部の低地地方は全体的に気温が高く、乾燥している。この地域を支配した国家は、この「国家の介入しにくい空間」の空間統治において、行政境界線の管理に注力した。つまり、彼らは異なる牧畜民の集団間で水場や放牧地をめぐって紛争が生じるのを防ぐために、民族やクランごとにテリトリーを区切ったのである。本発表では、行政境界線が公的な秩序と流動性を主軸とする自生的な秩序が交錯する場になっていたことを論じる。
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(140K)
跨境する「国家の介入しにくい空間」
ベトナム・カンボジアのメコン河流域社会における秩序生成
下條 尚志
p. SA04-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA04
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本発表では、メコン河流域社会で形成されてきた混淆性やインフォーマル経済に着目して、ベトナムとカンボジアを跨境する「国家の介入しにくい空間」が20世紀後半にいかに拡大し、またそれが21世紀以降にどのように国家の介入を受けつつあるのかを論じる。
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(254K)
国家による周縁(margin)と差益(marginal gains)の生産
20世紀初頭のオート・ヴォルタの英領国境付近におけるタカラガイの運動について
中尾 世治
p. SA05-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA05
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本発表では、国家が何をもたらしたのかを、空間統治を前提とした国家発行通貨による徴税という点から論じる。具体的には、英仏領の行政文書や初期の民族誌・報告書などを用いて、20世紀初頭のオート・ヴォルタ(ブルキナファソ)の英領との国境付近の「ロビ」の居住地域における複数貨幣状況をとりあげ、その状況が国家の存在によって生じたことを述べる。
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(280K)
分科会SB(Ⅰ)埒外の政治-経済の人類学
埒外の政治-経済の人類学
同意なき共棲による場所のデザイン
内藤 直樹
p. SB00-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB00
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(205K)
水素のランドスケープ
北ケニア牧畜社会における再生可能エネルギー開発の事例から
内藤 直樹
p. SB01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB01
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本発表はケニアのグリーン水素開発にともなう①社会・文化的環境、②生態学的環境および、③物質的環境の寄せ集まりから、人新世的なランドスケープが創発する機序を考察する。そのためにケニアに建設されたアフリカ最大級の再エネ発電所周辺の牧畜社会を対象に、国際社会・国家・自治体の政策、企業・アカデミア・NGO/NPO等の活動、地域住民の暮らし、生物・地学的環境やインフラ等の動きの結びつきの諸相を明らかにする。
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(218K)
布施が駆動する開発
タイにおける仏教組織の再編に焦点をあてて
岡部 真由美
p. SB02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB02
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本発表の目的は、グローバル資本主義が広がる今日のタイで展開する仏教的な開発の論理やそれに関与するアクターの関係性を、布施(dāna)に着目して明らかにすることである。事例をふまえ、近代のプロジェクトが張り巡らされた現代では、仏教的な贈与にもとづく自律的コミュニティが、それを核とした社会の探求を可能にすると同時に、グローバルな規模で資本主義を推し進める装置ともなることを示し、理論的検討をおこなう。
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(409K)
うろんな歓待
福祉国家の周縁における廃棄食品と寄生
高橋 絵里香
p. SB03-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB03
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本発表は、フィンランドの都市郊外で福音ルーテル派教会が主催するフードバンク活動「みんなのカフェ」を題材とし、食品流通システムの末端において、廃棄食品に触発される形で多種多様な寄生が絡み合う様態を描写する。こうした同意なき共棲を歓待のアポリアの手前に踏みとどまる実践として読み解くことで、社会保障における公正さという概念を再考していく。
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(215K)
奇妙な姿の森林鉄道
魚梁瀬森林鉄道の目的外利用とコモンキャリア化
岩佐 光広
p. SB04-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB04
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本発表では、高知県東部・中芸地域一帯に敷設された魚梁瀬森林鉄道を事例に、国有林から伐り出された木材の運搬のために敷設されたプライベートキャリアである森林鉄道が、地域住民による「便乗」という目的外利用の実践の蓄積によってコモンキャリア化が進み、結果として地域住民の暮らしを支える生活インフラとしての性格を強めることになった過程を論じる。
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EU共通農業政策と農村のランドスケープ
森 明子
p. SB05-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB05
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地域の家族農業とEU共通農業政策の出会いによって、ランドスケープがつくりかえられつつあることを、オーストリアの事例について考察する。この報告では二つの作業を行う。第一は、環境保全政策と融合して構築されてきたEU農政を、地域の視点から検討することである。第二は、EU農政によってひきおこされた農家の行動とそれによって起こったことを、ランドスケープという視点から検討することである。
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分科会SC(Ⅰ)他領域における人類学教育への関与が人類学にもたらすもの
他領域における人類学教育への関与が人類学にもたらすもの
医師・医学生向け人類学教育の実践から
飯田 淳子
p. SC00-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC00
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医学部で、人類学と“出会い直す”
医学教育において、文化人類学(者)はどうまなざされ、どう生まれ変わるか
梅村 絢美
p. SC01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC01
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本発表は、医学教育への文化人類学の導入にあたり、医学教育の現場で人類学(者)がどうまなざされ、何を求められ、どのようなコミュニケーションが生じうるか、発表者自身による名古屋大学医学部での経験を踏まえ検討するものである。これを通じて、他領域において人類学を教えることは、知識のアウトプットに留まらず、他者を通じて自己と「出会い直し」「生まれ変わる」という人類学的営為でもあることについて考察する。
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隣の学部の文化的他者
医学部における人類学教育の実践から
照山 絢子
p. SC02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC02
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2017年の「医学教育モデル・コア・カリキュラム」の改訂を受けて、人類学者が医学教育に関わる機会が拡大しているが、具体的な教育実践の事例報告やベストプラクティスの蓄積はまだ十分とはいえない。本発表は、筑波大学の医学類において、医療者の教員と人類学の教員が協働しながら医学生向けに実施してきた授業などの取り組みを紹介することで、一つの事例としてこの分野への貢献を目指すものである。
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(211K)
「不確かさがもたらす学び」を組み込む
医学教育におけるフィールドワークの役割と課題「不確かさがもたらす学び」を組み込む
倉田 誠
p. SC03-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC03
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本発表では、東京都北区の大規模団地で医学生と人類学を専攻する学生とが合同で行ったフィールドワークの事例を紹介し、現在の医学教育にフィールドワークにもとづく学びを導入することにどのような意義があり、また、文化人類学者が行っているフィールドワークが他領域での教育手法としてどのような課題や利点を持ちうるのかを検討する。
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(111K)
民族誌とポートフォリオのあいだ
生涯学習への関与を通じた家庭医との対話・協働にかんする省察
島薗 洋介
p. SC04-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC04
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人類学者は医師の学びにどのように寄与することができるのだろうか。また、そのことで人類学者は何を学びうるだろうか。この発表では、筆者が過去十数年にわたり家庭医の生涯学習に関与してきた経験を振り返り、この問いにアプローチにする。とくに、医師と人類学者が対話し協働することで、省察的実践と民族誌的実践が互いを触発しあう、ポートフォリオと民族誌の中間領域を開拓することの重要性について論じる。
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(192K)
医師向け生涯教育への関与が人類学にもたらすもの
指導医向け医学教育学プログラムにおける実践から
飯田 淳子
p. SC05-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC05
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「現場で働く指導医のための医学教育学プログラム――基礎編(FCME)」における人類学教育をとりあげる。医師向け生涯教育への関与が人類学者にとって、医療・医学教育現場の状況について知るのみならず、他領域の人々との対話を通じて自らの人類学的実践を見つめ直す機会ともなっていることを明らかにする。そのうえで、人類学者の生涯教育とはどのようなものか、医学教育のそれから学べるものは何かについて議論する。
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(160K)
分科会SD(Ⅰ)トラウマ空間とアーカイヴ実践
トラウマ空間とアーカイヴ実践
田中 雅一
p. SD00-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD00
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(118K)
脱植民地化のためのポータル
サッポロの風景をよみがえらせる
小田 博志
p. SD01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD01
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植民地主義に起因するトラウマと集合的忘却からの回復のために想起が重要な契機となる。その手立てとしてアーカイヴ実践がある。発表者が制作した「脱植民地化のためのポータル」には、ペルーのアヤクチョ、カナダのユーコン、日本のサッポロの情報を収録している。本発表ではサッポロ編所収の、アイヌ・コタンの歴史を可視化するためのヴァーチャル・マップを取り上げて、その意義、効果、課題を、記憶景をキーワードに分析する。
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(245K)
アーカイヴをつくること、アーカイヴになること
広島原爆のアーカイヴ化と実践の力学
根本 雅也
p. SD02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD02
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本報告は、広島原爆にまつわる二種のアーカイヴ実践を取り上げ、それらが内包する力学について議論する。一つめの実践(群)は、1960年代の広島で展開された記録の運動である。これらは原爆被災の経験を個から集合へとまとめ、地域の文化的遺産として読み替える。これに対し、もう一つは、人が人を記憶し語るという実践である。本報告は非体験者による語り継ぎ活動を事例として、人によるアーカイヴ実践の意味を考える。
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(158K)
ハンセン病療養所のアーカイヴ実践
外島を忘れずに伝えようとする試みをとおして
田原 範子
p. SD03-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD03
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本報告では、台風の直撃により入所者の3割が犠牲となった外島保養院にかかわるアーカイブ実践に焦点をあてる。国家による排除を経験し、犠牲となった人びとへの慰霊をとおした死者との対話の試みを明らかにすることで、現存するハンセン病療養所におけるアーカイヴ実践の可能性を考察したい。
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(204K)
能動的な水俣学アーカイブの構築
井上 ゆかり
p. SD04-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD04
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水俣では、公式確認から半世紀が経過した今も訴訟が継続し解決していない。 アーカイブすべき資料や出来事は動き続け、整理や公開もまた能動的であることが求められている。熊本学園大学水俣学研究センターは、2009年に水俣学アーカイブ、2012年に映像アーカイブを公開し、2023年に国立国会図書館やジャパンサーチと連携し水俣の知的資源を開放してきた。本分科会では、水俣での実証研究を報告する。
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(187K)
ホロコーストのアーカイヴ化とアート作品をめぐって
田中 雅一
p. SD05-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD05
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本発表の目的は、トラウマ空間の一つ、アウシュヴィッツのユダヤ人強制収容所跡に開設した国立アウシュヴィッツ博物館のアーカイヴ実践の中でも、収容者の顔写真を取り上げて、写真をアーカイヴし、展示することの困難さについて考察することである。顔写真を特定し名前を与え展示する活動が、しばしば故人の慰霊を超えてナショナリズムに接続する。本発表ではこれを回避するヒントをアート作品に求める。
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(145K)
分科会SE(Ⅰ)ポスト「ローカル・コミュニティ」時代の地域開発事業とアフリカ少数民族社会
ポスト「ローカル・コミュニティ」時代の地域開発事業とアフリカ少数民族社会
解体と再編
丸山 淳子, 中村 香子, 西﨑 伸子
p. SE00-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SE00
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(229K)
ボツワナにおける少数民族サンと「ローカル・コミュニティ」主体の自然保護事業
畜産業と観光業の振興をめぐって
丸山 淳子
p. SE01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SE01
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本発表は、ボツワナの少数民族サンをめぐって急増する「ローカル・コミュニティ」主体の自然保護事業に参加する/しないアクターを紐解き、それらのあいだで築かれる関係性を明らかにする。そして、「ローカル・コミュニティ」主体の事業が、そこで想定されている「ローカル・コミュニティ」の範囲をはるかにこえて多様なアクターを誘引している一方で、本来その範囲にいるべき人々を排除しながら進められていることを論じる。
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(244K)
タンザニアにおける狩猟採集民の「ローカル・コミュニティ」をめぐる展開
観光と土地権取得運動からカーボンクレジット取引へ
八塚 春名
p. SE02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SE02
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タンザニアに暮らす狩猟採集民ハッザは、1990年代後半から観光業、土地権取得運動、カーボンクレジット取引といった複数のプロジェクトに巻き込まれてきた。本報告では、これらプロジェクトの経緯を追うことで、枠組みの異なる「ローカル・コミュニティ」がつくられ、併存している状況を報告するとともに、「ローカル・コミュニティ」が利益の受け皿になることによって引き起こされる軋轢についても指摘したい。
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(179K)
コミュニティ主体から個人間ネットワークへ
エチオピアの民族文化観光を事例に
西﨑 伸子
p. SE03-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SE03
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本報告は、エチオピア西南部の文化観光を事例に、観光ガイドがホスト社会と観光客、外部の観光業者の仲介を超え、地域社会や文化に関する知識を提供する役割を担っている状況と、ローカル・コミュニティ概念の使われ方に焦点をあて、内発的に生じたローカルガイドアソシエーションと個人間ネットワークが併存する可能性のある新しい段階に移行していることや、この変化が観光の文脈に大きな影響を及ぼす可能性があることを示す。
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(196K)
アフリカゾウによる獣害がもたらすローカル・コミュニティの変容と再構築
ガボンとタンザニアの事例から
松浦 直毅, 岩井 雪乃
p. SE04-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SE04
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アフリカの各地で「人とゾウの軋轢 (HEC)」が深刻化しており、これまで長きにわたってゾウと共存してきた地域社会にさまざまな負の影響がもたらされている。本発表では、HECが深刻な問題となっているという点では共通しているが、生態的・社会的な背景は大きく異なっているガボンとタンザニアの二地域の事例をもとに、アフリカゾウの獣害による「ローカル・コミュニティ」の変容と再構築の動態を示す。
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(210K)
「コミュニティ・コンサーバンシー」の設置をめぐるアクター間関係
ケニア牧畜社会の事例から
中村 香子
p. SE05-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SE05
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「コミュニティ・コンサーバンシー」とは、「コミュニティ主体」による野生動物の保護区域を指す。この設置は「コミュニティ」にもさまざまな便益をもたらす「開発プロジェクト」の体裁をとって進行する。本研究は、ケニアの牧畜民サンブルの社会を事例に、国際NGOによるコミュニティ・コンサーバンシーの設置のプロセスを概観し、コンサーバンシーの設置により社会に何が起きたのかを紐解くことを目的とする。
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(146K)
分科会SF(Ⅰ)ディタッチメントとアタッチメント
ディタッチメントとアタッチメント
東アジア、東南アジアの高齢者の居場所
加藤 敦典
p. SF00-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SF00
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(156K)
ベトナムの障害のある高齢者の居場所
ケア・ダイアモンドへの示唆
比留間 洋一, Thi Bich Trang Nguyen
p. SF01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SF01
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本報告では、ベトナム中南部沿岸村落での調査に基づき、亡くなるまでの約40年間、居場所を転々とした、障害のある一人の女性をめぐるケア供給者たちの語りを取り上げる。そこから、女性自身が、家族や父系親族(ゾンホ)のケア責任に頼りつつも、より対等な関係性とより良いケアの質を求めて、交渉してきた結果、居場所を転々としていたダイナミクスを浮き彫りにする。それによりケア・ダイアモンドを「下から」精緻化する。
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(343K)
高齢者がニッチ(居場所)を発見し棲むということ
ベトナム、ホーチミン市の宗教施設を事例に
土屋 敦子, 野上 恵美
p. SF02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SF02
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ベトナムにおいて高齢者をケアするうえで前提とされているのが家族を中心とした血縁関係であり、それがケアの中核であると論じられてきた。一方で高齢者をとりまくケア形態が家族関係のみならず、多様な社会関係のなかにあることに留意する必要がある。本発表では、ベトナムのホーチミン市の都市部にある宗教施設で、ひとりの高齢者がどのように晩年を過ごしたのかを描出することで、高齢者の居場所とその選択について考察する。
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(195K)
ケアする/される高齢者
マレーシア華人社会におけるケア・ネットワークの検討
櫻田 涼子
p. SF03-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SF03
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マレーシアでは高齢者支援は家族の責任とされるが、マレーシアの社会保険制度は限定的で高齢者への公的支援が不十分であるため、インフォーマルなサポートが不可欠となっている。このような状況で、マレーシアの華人社会では高齢者が孫の養育に関与することで金銭的な対価を得る相互依存的なケアネットワークが形成されている。本発表では相互依存的な関係性の事例を報告し、ケア・ネットワークについて検討する。
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(177K)
沖縄都市部独居老年者の「か細い」社会関係
不安定なつながりを生きる人々について
菅沼 文乃
p. SF04-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SF04
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本発表は沖縄都市部の独居老年者の社会関係のありようを考えるものである。 現在、社会的孤立傾向に陥りやすい独居老年者をいかに社会に接続するかは重要な課題とされ、それへの対応に関心が高まっている。このことについて本発表は、沖縄県那覇市の、福祉行政の目線や先行研究における視点からは見えにくい、あるいは不可視化されている独居老年者を事例として取り上げ、彼らがか細く営む社会関係のかたちを報告する。
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(166K)
グリーフケア的視点を通した独居高齢者の居場所に関する考察
奈良市の新興住宅地の事例を踏まえて
井藤 美由紀
p. SF05-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SF05
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本発表では、2022年に奈良市で実施した、独居高齢者のライフストーリーの聴き取り調査のなかから、独居に至った経緯とその後の暮らしぶりについてのナラティブに的を絞り、大きな喪失体験とレジリエンスの様相を報告する。その上で、新興住宅地での独居という居住形態が、高齢者の居場所として適切なものとなるための要件について考察する。
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(163K)
2024年6月16日(日)
分科会SA(II)芸術の人類学を再考する
芸術の人類学を再考する
感性と制度の多様なせめぎあいに注目して
緒方 しらべ
p. SA00_02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA00_02
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芸術を対象とする人類学にておいて、1980年代に隆盛した制度決定論と、1990年代末以降のエージェンシー論に基づくモノの働きや人・モノ・コトの連鎖に焦点を当てる議論は乖離している。本分科会では日本のアートプロジェクト、フィジーの工芸、キューバの音楽、ナイジェリアの美術など、芸術実践における感性と制度の隔たりや結び付きに注目することによって、両論の接合を試み、芸術を人類学的に捉える意義を再考する。
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芸術実践と美術教育における陶冶
学びの諸制度と生きた探究のあいだ
兼松 芽永
p. SA06-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA06
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明治から続く美術の専門教育と学校教育およびその実践の断絶状況は、2000年代以降、 美術館の教育普及やアートプロジェクト、臨床的芸術実践の拡充などを受けて大きく転換し、積極的に連携がはかられるようになった。本発表では、中越地域で美術制作、職人仕事、蒐集展示、教育研究など複数の実践のあいだを往還しながら探究を続ける人々に焦点を当て、学びや価値をめぐる諸制度と芸術実践のせめぎあいについて考察していく。
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見えるものをめぐって
ハバナの「音楽映像」制作における経験と制度
田中 理恵子
p. SA07-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA07
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本報告ではメディアミックスなどにみられる複数スタイルを組み合わせる実践として、キューバの「音楽映像」に注目する。今日盛んな「音楽映像」そして「商品化」の実践では、聴覚的な音などを「みえるものへ」視覚化する過程で、聴覚/視覚、制度/個人といったせめぎ合いが浮上する。ここではその一端を明らかにし、これまで狭義の制度の下で後景化していた多義的な制度と芸術の関係、人びとの経験や感覚の諸相に光を当てたい。
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変容する制度
ナイジェリアの美術市場と暮らしの市場が繋がるとき
緒方 しらべ
p. SA08-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA08
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西洋近代に端を発する芸術の市場という制度と、ローカルな芸術実践との不均衡な力関係を問う制度決定論は、前者の主権的地位を前提として1980年代から袋小路に入ったままと言える。しかし両者の接続においては、パワーバランスだけではなく、互いに喚起し合ったり補強し合ったりして生じる制度の変容も指摘できる。本発表では、ナイジェリアの都市における美術の実践を事例に、制度を必要不可欠な要素として考察する。
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戦う工芸術
フィジーDV被害者による製作コミュニティの可能性
渡辺 文
p. SA09-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SA09
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本発表では、DV発生率の高いフィジーにて、被害女性が自然発生的に集まり工芸製作を行ってきたコミュニティLに着目する。LはDVを揺籃する既存の制度からの一時避難場として機能する一方で、Lでの感性的な経験は新たな製作を触発し、そこで生まれた工芸品は儀礼財や商品として既存の制度へ還り、制度内部で新たな価値を生む。これらのことを制度と感性のせめぎあいという視点から考察し、戦う工芸術の可能性として論じたい。
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個別発表(A会場)
アイヌ民族綜合調査の研究②
形質人類学的アプローチ
伊藤 敦規
p. A11-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A11
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1950年代の科研費課題「アイヌ民族の実態調査総合研究」を核とするアイヌ民族綜合調査には相当数の形質人類学者が関わっていた。本発表では(1)当時の形質人類学的アイヌ民族研究の目的、(2)彼らが北海道各地で実際に行った内容、(3)形質人類学が文化人類学および社会学との協働に応じた理由、という三つの問いに答えるために科研費報告書をはじめ、医学系学会誌、連合大会紀事などの文献を紐解いていく。
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(235K)
「ポスト社会主義の終焉」と中東欧研究の可能性
反ポスト社会主義論を超えて
坂田 敦志
p. A12-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A12
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本発表では、2000年代半ば頃から中東欧の人類学者によって提起されてきた反ポスト社会主義論を振り返りつつ、発表者を含む非「西欧」の研究者が、「西欧」と「東欧」の境界領域である「中欧」という場に潜在する「反-西欧」の契機をいかに引き出しうるのかという点に、「ポスト社会主義」以後の中東欧研究の可能性を見出す。
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(233K)
引退競走馬のセカンドキャリアについての一考察
堂下 恵
p. A13-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A13
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人間と自然の関係性の議論に寄与すべく、日本の競走用軽種馬の問題に関する調査研究の途中成果報告をおこなう。日本では引退競走馬の多くが屠畜・殺処分されている現実があるため、諸団体による引退競走馬支援活動が盛んになっている。競走馬から乗馬への再調教、功労馬を繋養する牧場での乗馬体験、引退競走馬にちなんだメディアミックスコンテンツに関連する動き、ホースセラピー体験等を対象とした実地調査結果を紹介する。
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現代中国観光における死のポルノグラフィー
鳥葬観光の動機に焦点を当てて
銭 艶洋
p. A14-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A14
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発表は、中国四川省で行われている「鳥葬」が観光の対象となっている現象を事例として取り上げ、現代の中国における死と観光のつながりについて考察することを目的とする。報告では、Geoffrey Gorerの「死のポルノグラフィー」(Gorer 1955)という議論を援用し、「SNS時代」とも言える現代の中国における「死のポルノグラフィー」のあり方を確認し、中国人の死に対する態度の変化について考察する。
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新しい観光みやげとローカル文化の活用
中国河北省承徳市の「文化創意産品」を例に
趙 珂
p. A15-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A15
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本発表は、中国河北省承徳市の「文化創意産品」を通じて、観光みやげ品とローカル文化の関連性を探究するものである。これらの製品は、各地の歴史や伝統に基づき、観光みやげ品として人気がある。この目的を達成するため、承徳市内の専門店やデザインセンターに対して調査を実施した。研究の結果、これらの製品はローカル文化の活用と観光みやげ品の革新に寄与しているが、創造性や文化的深みに関する課題も明らかにしている。
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(163K)
北海道の移民文化を利活用した新たな北海道観光の可能性
齋藤 貴之
p. A16-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A16
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本発表の目的は、北海道への移住の過程で母村よりもたらされ、継承されてきた多様な移民文化に着目し、再評価することで、それらを観光資源として利活用した新たな北海道観光の可能性について考察することである。グリーンツーリズム×まち歩き・まち体験というコミュニティをベースとした新たな北海道観光を模索し、複合生業として成立し得る経済効果とコミュニティ回復機能をもたらす持続可能な着地型観光の可能性を検討する。
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(332K)
モンゴル国のゲストハウスにおける多層的なホスピタリティー
風戸 真理
p. A17-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A17
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モンゴル国では1992年の体制転換後、訪問外国人が増加したが、2020年にはCOVID-19防疫規制のため激減した。モンゴルのゲストハウスは本来、訪問外国人を対象とする観光ビジネスであるが、あるゲストハウスは転業して部屋をモンゴル人に貸した。また2022年には隣国ロシアで戦争が始まり、逃散ロシア人が滞在した。このようにゲストハウスは3種類の利用者に対して多層的なホスピタリティーを発揮してきた。
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(198K)
消費者としての地元民
中国・貴州省西江(シ・ジャン)村の二重価格を事例に
冼 麗珊
p. A18-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A18
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発表者は、中国貴州省の西江(シ・ジャン)村における二重価格の事例を調査した。それによって、同じ商品を購入する際に地元民が支払う地元価格と観光客が支払う観光価格が異なるという二重価格が存続するメカニズム、消費者としての地元民の実践、彼ら/彼女らの観光化という新しい社会環境との付き合い方などの関連が明らかになった。
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(154K)
会計が拓く新たな可能性
学際的会計学の人類学への応用に向けて
吉田 浩平
p. A19-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A19
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会計は身の回りにありふれたテクノロジーであるにもかかわらず、これまで人類学で深く掘り下げられることの少なかったテーマである。本発表では、人類学の先行研究のなかでわずかながらに顔を出す会計を拾いながら、それを研究することの意義を明らかにする。そして学際的会計学の議論を参照しつつ、人類学において会計を研究するための視座を示していきたい。
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