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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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2022年6月4日(土)
分科会A グローバル化時代の月経教育とジェンダー
グローバル化時代の月経教育とジェンダー
新本 万里子
p. A00-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A00
会議録・要旨集
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本分科会は、月経衛生対処(MHM:Menstrual Hygiene Management)という開発支援がグローバルに展開するなかで、開発支援がもたらす月経教育が、ローカルな社会のジェンダーにどのような影響を及ぼすと考えられるのか、また、MHM 支援が実施される際に検討されるべきことは何かを提示することを目的にしている。
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(271K)
太平洋島嶼部における月経への対処
民族誌的資料の分析に基づく試論
丹羽 典生
p. A01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A01
会議録・要旨集
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本発表では、太平洋島嶼部における月経の対処法を比較分析する。HRAFなど各種のデータベースからオンライン上の学術情報、刊行された民族誌などから情報収集をした。結論では、オセアニアの性研究の厚みに比して月経(特にその対処)への注目は全般的に少ないこと、地域的に偏りがみられること、また報告の時点で伝統的対処法がすたれつつある例が多いことを指摘し、それらの要因の背景について考察を加える。
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(196K)
パプアニューギニアにおける月経教育とジェンダー
焼畑農耕民アベラムを対象とした調査から
新本 万里子
p. A02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A02
会議録・要旨集
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パプアニューギニアにおいて月経は、男性にとっては忌避するべきものであり、女性にとっては生理現象であるとともに禁忌が課せられた文化的経験でもあった。発表では、地域における月経教育が、男性にも月経に関する知識や女性との関わり方を教えるものだったのに対し、学校で行われている月経教育は、男性には閉じたものになっていることを述べる。そして、女性のライフステージとジェンダー関係の変化について考察する。
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(301K)
南スラウェシ農村部における月経衛生対処
公立中学校での教育と支援の事例を中心に
小國 和子
p. A03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A03
会議録・要旨集
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インドネシア共和国の東部に位置するスラウェシ島南部の農村部における二つの公立中学校における事例調査を中心に、中学校で教授される月経および「月経対処」の知識と、日々の実践の実態の一端を描写する。インドネシアでは地方部でも使い捨て生理ナプキンの普及が広がっているが、その使用方法と「正しい知識」のあり方においては、学校教育やイスラーム規範、地域固有の儀礼的な意味合い等が相まって実践されている。
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(210K)
「性教育がない国」でのMHM(月経衛生対処)支援のかたちを探る
ニカラグア共和国北カリブ地域を事例に
佐藤 峰
p. A04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A04
会議録・要旨集
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本発表では、MHMをリプロダクティブ・ヘルスの領域に位置付け、1)ニカラグア共和国(以下、ニカラグア)の身体とジェンダーをめぐる文脈を理解し、2)「辺境」である北カリブ自治地区ワスパン市の女子生徒への調査を通じ、3)当事者のリアリティに寄り添った月経衛生対処(MHM)支援のかたちを考えていきたい。
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(196K)
韓国女性の月経権をめぐる動きとジェンダー問題
諸 昭喜
p. A05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A05
会議録・要旨集
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月経問題は、韓国でフェミニズム議論と女性の性・リプロダクション健康権の問題として取り上げられている。低所得層の女子中学生が、靴のインソールを生理用品として使った事件が引き金となり、月経権の議論が巻き起こった。また、生理用ナプキンに発癌性物質が検出された事態が女性の健康権問題につながった。このような一連の事件は、女性の健康に対する認識、制度などに対する議論を巻き起こしている。
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(128K)
分科会B 返還と関係性―脱植民地化の再創造にむけて―
返還と関係性
脱植民地化の再創造にむけて
太田 好信
p. B00-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_B00
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20 世紀も終わろうとするころから、世界各地のミュージアムなどに収蔵されてきた遺骨や聖なる器物が返還され始めた。それらが収集された植民地的状況を振り返れば、武力行使や詐術、不当な圧力などをともなった取得もあり、近年、ミュージアムの収蔵品が市民への啓蒙に資するというよりも、社会的不正義の証(「なぜ、ミュージアムにそんなものがあるのか?」)として機能しかねない状況も生じている(Hicks 2020; Colwell 2017)。 たとえ返還には至らない場合でも、「ソース・コミュニティ」との協議の結果、一時的貸与、展示物の複製作成などが積極的に進められている(Clifford 2020)。聖なる器物についても、公共の場における陳列は配慮を欠いている、という認識が一般化している。 以上のような、収集、ミュージアム、展示、遺骨や文化遺産などをめぐるわたしたちの理解の大きな変化を背景として、本分科会は、返還という概念により開かれる可能性、ならびに文化人類学と隣接諸学への影響について、その問題点とともに検討したい。
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(237K)
なぜ考古学が先住民返還に関わるのか?
学問の脱植民地化としての先住民考古学
加藤 博文
p. B01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_B01
会議録・要旨集
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本報告では、先住民族の遺産を研究対象とする考古学が「先住民返還」の歴史的結びつきを確認し、また先住民族の祖先の遺骨や文化遺物は収集された歴史的コンテキストの理解の重要性を指摘する。加えて、「返還」の対象とするものが上記の遺骨や文化遺物にとどまらず、資料名称や時代区分、遺跡名についても先住民族による歴史構築を考えていく上で、同様に、脱植民地化の対象となりうること、今後の検討が必要であることを論じる。
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(177K)
ヴィガンゴ(vigango)の物語と脱植民地化
返還(repatriation)の接触領域と問い続けられる帰還場所
慶田 勝彦
p. B02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_B02
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1970年代後半からケニア海岸後背地のエスニック集団ミジケンダに帰属するヴィガンゴと呼ばれる祖霊を記念する木彫が大量に盗難され、米国で高級アートとして消費されていた。それらは複数の博物館に収蔵され、展示品としても使用されていた。本報告では、2人の米国人類学者による盗難ヴィガンゴ返還運動とその後の物語をグローバルな文化遺産返還の観点から人類学と博物館の脱植民地化の再創造として位置づけなおす。
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(191K)
遺骨返還問題の規範的考察
多文化主義の政治理論の視点から
辻 康夫
p. B03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_B03
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本報告は、多文化主義の規範理論の観点から、先住民・マイノリティ集団の遺骨返還の必要性について考察する。多文化主義のアプローチに照らせば、「文化実践」の自由の保障、コミュニティの再建、支配・抑圧の関係の是正などの目的のために、先住民・マイノリティ集団は遺骨の返還を要求することができる。遺骨の返還に反対するには、これらを上回るニーズ・利益が必要であり、かつ当事者の不利益を最小限にする必要がある。
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(101K)
返還の思想史にむけて
冨山 一郎
p. B04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_B04
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返還をもとに戻すこととして考えるなら、その「もと」という原型とは何かということが問題になる。しかし返還という運動において問われているのは、略奪がいかなる状況であり歴史なのか、そして略奪がいかなる痕跡を刻み続けてきたのかということではないだろうか。本報告では、歴史において刻まれてきた痕跡を見出し、そこに略奪とは異なる歴史性を獲得する営みとして「返還の思想史」を考えてみたい。
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(232K)
返還により開かれる倫理への道
脱植民地化と関係性の再構築
太田 好信
p. B05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_B05
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現在、世界規模で進行中の返還という社会現象が、文化人類学者に対しその理論と実践について再考を促すのではないか、という気づきと、返還はこの学問の過去と未来に対し新たな問いかけを可能にするという発想を土台とし、本発表では返還は植民地主義がつくりだした関係を、別の関係の萌芽にしようとする努力である、と主張する。その努力は、新たな「転回」ではなく、脱植民地化の継続、変容といえる。
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(268K)
分科会C 手仕事のオーセンティシティ―「プリント化」する伝統染織が投げかける問い―
手仕事のオーセンティシティ
「プリント化」する伝統染織が投げかける問い
中谷 文美
p. C00-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_C00
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「手仕事の技で作られるものであり、歴史的な過去からの蓄積をもち、小さな地方ごとにそれぞれ異なった色彩や文様が受け継がれている」(関本 2003: 462)という特徴を持つ伝統染織は、それゆえに「自給的生活、使用のための生産というイメージと結びつけられ、過去の残存物、固定した保護保存の対象」(ibid.:468)ととらえられやすい。だが実際に自家消費用の布生産を続けている地域はすでに少なくなった。むしろ各地の染織品に共通してみられるのは、素材(糸・染料など)、技法(道具・製作技術)、意匠(色・文様・配置)のいずれの点においても、新たな技術が導入され、従来課されていた制約が外れることで、省力化・効率化が進む状況である。さらに布の作り手・使い手を取り巻く社会状況の変化により、生産組織(生産の場所・分業・道具や素材の所有形態など)、生産者の属性(性別、年代、身分など)、あるいは布の用途にもさまざまな形で変化が生じている。
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(207K)
伝統織物がプリント化するとき
インドネシア、バリ島紋織におけるオーセンティシティとアイデンティティ
中谷 文美
p. C01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
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https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_C01
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本発表での考察の対象は、生産と消費の連関が基本的に地域内で完結する状況が長く続き、腰機による手織り布という特徴を維持してきたバリ島の伝統織物である。デザイナーによるファッション化や素材の天然染色による高級化と、プリント化あるいは機械刺繍化という二極化現象が生じている近年の状況を踏まえ、他地域の事例とも比較しながら、手仕事の持つオーセンティシティを多様な角度から問い直す。
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(186K)
機械布が生む「本物らしさ」?
台湾セデック族の服飾品製作と「プリント化」のゆくえ
田本 はる菜
p. C02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_C02
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本発表では、台湾のオーストロネシア語族系先住民族(原住民族)セデックの織りと服飾品製作を事例に、手織布のプリント化という技術変化や、原住民族の知的財産制度と親和的なオーセンティシティのあらわれに注目しつつ、それが素材や技法に関わる手織物のオーセンティシティとどのような関係にあるのか、さらには異なる性質のオーセンティシティの併存する状況がいかに生じているのかを検討する。
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(209K)
手仕事と機械生産の境界?
インド・木版捺染布アジュラクと「プリント化」の事例から
金谷 美和
p. C03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_C03
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本発表では、手仕事のオーセンティシティについて、インドの木版捺染布アジュラクとその「プリント化」の事例から論じる。「プリント化」とは、伝統染織の文様表現がプリント技法によって複製されることであり、製造方法のオーセンティシティをめぐる問題が生じている。しかしアジュラクの製法道具である木版はもともと文様の複製技術であり、手仕事と機械生産に二分することのできない領域がある。
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(193K)
「プリント化」する伝統的手刺繍
中国貴州省ミャオ族の事例から
佐藤 若菜
p. C04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_C04
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本発表では、中国貴州省のミャオ族女性による民族衣装製作の変化を、機械刺繍に着目して明らかにする。衣装製作における機械の導入は、デザインの多様化につながることが多い[Miyawaki 2020;Moon 2020]。ミャオ族の事例では、デザインの多様性や独自性が低い型紙刺繍において機械化が進み、新しいデザインが積極的に生み出されることがないまま生産されている点を指摘する。
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(236K)
パッチワーク絨毯にみるオーセンティシティのありか
トルコ発のグローバルな流行現象をめぐって
田村 うらら
p. C05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_C05
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本発表の目的は、トルコの「パッチワーク絨毯」を事例として、「手仕事」の現代的展開の一端を明らかにするとともに、その各過程におけるオーセンティシティの現れかたを考察することである。パッチワーク絨毯は、トルコで発案・生産され、2009年ごろから世界的に流行した。本発表では、当該絨毯が既存産業にもたらした恩恵と矛盾、そして生産・流通関係者と消費者の間で交渉されたオーセンティシティの性質について検討する。
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(144K)
分科会D ゾミアの地球環境学―四国山地の地質・生態・歴史―
ゾミアの地球環境学
四国山地の地質・生態・歴史
内藤 直樹, 石川 登
p. D00-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_D00
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本分科会では、地球上のさまざまな地域における国家や市場への包摂/排除に関わる人間と非人間的なエージェントによる他者への意図的・非意図的な働きかけの動態を考察する。特に、変動帯(プレート境界沿いの地殻変動が活発な場所)における人間-非人間活動の絡まり合いに注目し、これをヴァナキュラーなランドスケープデザインとして捉え、その個別性と普遍性を明らかにすることが目的となる。
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(206K)
東南アジアで再発見する四国
地域社会の宗教と政治を逆さ読みする
片岡 樹
p. D01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_D01
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本報告では、海外フィールドの視点を経由することで、日本の―特に四国の―フィールドの面白さがさらによく理解できるようになったという自身の経験から、新たな日本論の提案を試みる。具体的には、中世顕密体制に由来する神仏習合や、国家の周縁部における独自のゾミア的な権力のあり方を事例にとりあげ、むしろ中世までの基本的な文化のパターンが日本と東南アジアで並行関係にあったという仮説を提示したい。
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(205K)
資本主義的廃墟としての国有林
魚梁瀬国有林の成立と開発の歴史を事例に
岩佐 光広, 赤池 慎吾
p. D02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_D02
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四国山中の国有林内には、鬱蒼とした森と森林鉄道の残骸が生み出す廃墟的景観がそこかしこにみられる。本発表では、国有林に偏在する廃墟的景観を、グローバルに集められた人間と非人間の活動の絡まり合いの痕跡として捉え、それが形成されてきた歴史的過程を、高知県東部に敷設された魚梁瀬森林鉄道の建設事業を事例に考察する。
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(191K)
廃墟のランドスケープ
徳島県西部地域における地質・プランテーション・世界農業遺産
内藤 直樹
p. D03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_D03
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本発表の目的は、人間活動を地質学的・気象学的・海洋学的な時空間的スケールの現象との相互作用のなかに位置づけるための人類学的なものの見方について考察することにある。そのために、2018年にFAOの世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」に登録された徳島県西部地域の在来農業システムが、いかなる国家・市場経済・環境の絡まり合いの歴史のなかで創出されたのかを明らかにする。
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(201K)
デザインとしてのランドスケープの名付け
徳島県神山町での活動を事例に
石川 初
p. D04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_D04
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徳島県神山町を対象に、山間の農村集落において、その様子や素材がオーセンティシティを欠くために伝統的な地域景観としては評価されず、また地域の住民にとってはあまりに日常的な風景であるために注目されない工作物について、「名付ける」「見立てる」といった方法でそれらを顕在化し、私たちのその環境への認知に補助線を引き、新しい輪郭をもたらす「ランドスケープデザイン」の実践事例を紹介する。
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(149K)
農地石積みから見る「良好な」ランドスケープとその保全策
真田 純子
p. D05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_D05
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農村部の棚田や段畑を構成する石積みは農作業の一部であった。そのため石を近場で調達し、なるべく加工せずに使用するというように無駄な労力を使わず施工された。このように農地の石積みはヴァナキュラーな構造物であると言えるが、近代化の過程で技術は途絶えかけている。一方で近年、再注目され保全の対象となってきている。本報告では空石積みの特徴を地域の文脈から定義し、それを取り巻く衰退や保全の歴史を俯瞰する。
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(140K)
分科会E 感染症の人間学に向けて―ポストコロナの現在地とこれから―
感染症の人間学に向けて
ポストコロナの現在地とこれから
浜田 明範
p. E00-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_E00
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、2021 年末に至っても大きな影響を世界各地に与え続けている。この分科会では、このパンデミックの経験に基づいて既存の感染症についての人文知を更新する可能性の一端を示すことを目的とする。
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(209K)
「野生」の疫学
日本における豚熱とイノシシの生存をめぐって
北川 真紀
p. E01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_E01
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現在日本で感染が拡大している豚熱(CSF)は、ブタとイノシシの2種を感受性動物とする熱性伝染病であるが、ウイルスの特性などを原因として過去には対象とならなかったイノシシへの防疫が強化され、山地や雑木林など「野生」の領域が防疫区域となった。本発表では、福井県の事例を中心として感染症の空間性について検討し、その中での対策がいかに単一種の問題として秩序づけられていくのかを考察する。
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(200K)
存在感の薄いコロナと過激なコロナ
アメリカ合衆国オクラホマ州におけるパンデミックのリアリティーの構築
澤野 美智子
p. E02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_E02
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本発表の目的は、アメリカ合衆国オクラホマ州においてCOVID-19パンデミックのリアリティーがどのように構築されているのか検討することである。オクラホマ州は保守層が多く、マスクの着用率やCOVID-19ワクチンの接種率が低い地域である。COVID-19やパンデミックの存在感が薄い一方で、COVID-19にまつわる「正義」の過激なぶつかり合いも繰り広げられている。
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(470K)
新型コロナウイルス流行下における自閉症支援と「新しい日常」
西 真如
p. E03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_E03
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新型コロナウイルス流行下において、自閉症をもつ子どもとその家族は、日常の変容をどのように経験しただろうか。またその経験は、多様な発達特性をもつ人々の「新しい日常」の構想に、どのようなインパクトを与えるのだろうか。発表者は、神奈川県横須賀市においてコロナ禍が自閉症などの発達特性を持つ子どもとその家族に与えた影響に関する調査を実施している。本発表では調査の経過とこれまでに得られた結果の考察をおこなう。
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(273K)
環境の改編と集団化
ガーナ南部におけるマラリアを例に
浜田 明範
p. E04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_E04
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新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおいて顕在化した、感染症対策の2つの契機である環境の改編と集団化について、ガーナ南部のカカオ農村地帯におけるマラリア対策の事例と照らし合わせながら検討する。その際、環境の改編を存在に関わるものとして、集団化を認識に関わるものとして分析したうえで、感染症と感染症対策を存在と認識が絡み合いながら展開している様を描くためのひとつの見取り図を提示する。
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(191K)
COVID-19の歴史化の課題と方法
飯島 渉
p. E05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_E05
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「COVID-19のパンデミックをどう歴史化するか」が難問なのは、収束の姿が見通せないからである。歴史学は「過去と現在の対話」で、その過程で未来を意識する。その意味で、収束が不明な段階での歴史化は性急である。しかし、「感染症の歴史学」が、COVID-19をめぐる人文学の再構築に参加するには、現在進行形のパンデミックへの「介入」が求められる。本報告は、その際の方法と課題を論じる。
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(171K)
分科会F 何を遺し、何を選ぶか―樺太アイヌ文化記録・伝承の試みから―
何を遺し、何を選ぶか
樺太アイヌ文化記録・伝承の試みから
百瀬 響
p. F00-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_F00
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昨年度分科会において発表した樺太アイヌ(エンチウ)協会員との物質文化調査とその再現、舞踊教材作成の試みを受け、今年度は、北海道内の博物館・資料館所蔵資料調査に基づき、(1)材料分析による衣服の変化過程研究、 (2)舞踊・音声再現に関わる文化復元のための記録・モーションキャプチャを用いた伝承の方策と協会員の実践の実態、(3)特定地域(多蘭泊)採集資料分析・3D プリンタによる教材資料開発、を発表する。
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(163K)
デジタルマイクロスコープを用いた繊維素材の観察によるアイヌ衣服の分析と考察
浅野 千恵
p. F01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_F01
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現在,博物館等所蔵のアイヌ衣服に用いられている基本的素材は,その種類がほぼ確実に特定できる形で調査されているが,本研究では「衣服の基本的素材は何か」という視点だけにとどまらず,1枚の衣服であっても様々な部分に用いられている繊維素材を観察し,構成された時の背景や衣服の姿に加え,現在に至るまで,衣服がどのように着用されたのかといった生活背景や衣服が伝承され保存され続けてきた軌跡を辿ることを報告する。
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(210K)
樺太アイヌ舞踊文化の復元と普及
動きの特性を活かした舞踊ワークショップの構築
岩澤 孝子
p. F02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_F02
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本研究は、樺太アイヌ(エンチウ)舞踊文化の復元過程で明らかになった舞踊の特徴を手がかりに、その文化の継承と普及を促進するためのワークショップの構築を目的として報告する。
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(261K)
握手状態での運動計測データに基づく再現CGと樺太アイヌ衣服の再現性について
松永 康佑
p. F03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_F03
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昨年度分科会において発表した内容からの主な更新内容について次の4点にまとめられる。4人同時計測による手を繋いだ舞踊の計測と再現。衣服素材の専門家の意見を取り入れた、CG衣装の再現性の向上。これまで計測再現していない、新規舞踊の計測と再現。背景の3DCG化と、カメラワークの表現。
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(194K)
北海道内における樺太多蘭泊採集資料について
坂本 恵衣
p. F04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_F04
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本研究では、百瀬が収蔵目録から調査資料を抽出し、演者と工藤義衛(いしかり砂丘の風資料館)が、撮影・記録を行った。本発表においては、作成した調査リストについて全体像(各博物館での記録数等)を説明したうえで、その他の調査内容(衣服素材調査・教育資料作成)に用いた資料の対照について説明する。また、調査リストでは触れなかった資料の内訳について木製品や衣類といった材質等にあわせて分類し、紹介する。
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(141K)
木器(奉酒箸)の調査分析および3Dプリンタによる再現
函館市北方民族資料館所蔵資料を中心に
百瀬 響
p. F05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_F05
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本発表では、主に函館市北方民族資料館における資料調査を通し、樺太アイヌ(エンチウ)協会員親族の旧居住地採集資料に限定した奉酒箸に関する調査・分析結果と3Dプリンタによる教育資料作成の試みを報告すると共に、伝承が途絶えた文化要素について、研究者側が「何を遺すか」すなわち「何をどのように記録として示しうるか」、そして伝承を希望する側が「何を選択(伝承)するか」というテーマについて議論する。
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(186K)
個別発表(G会場)
「自然人」の誕生
ヴィーコ,リンネ,ルソーを中心に
高田 明
p. G01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
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19世紀,白人の旅行者や探検家が南部アフリカのサンを訪れるようになった.その描写は,前世紀にヨーロッパの人々が想像した「自然人」,そしてそれを反映しつつ後の研究者が描くサンのイメージの原型的な特徴を備えている.本発表では,そうした19世紀以降の民族学や人類学の展開に大きな影響を与えた自然人という概念の成立過程について,18世紀を代表する思想家,とくにヴィーコ,リンネ,ルソーに注目して考えたい.
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(168K)
儀礼のプラグマティズムと環境問題の公衆化
インドネシア東ジャワ州スラバヤでの立ち退き反対運動における儀礼の創造
吉田 航太
p. G02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_G02
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本発表では、インドネシアにおける立ち退き反対運動の中で新たに創造されたラルン・スンガイ儀礼を事例に、環境問題の公衆化のひとつのあり方として分析を試みる。環境問題に対してプラグマティズムの観点を援用した「公衆化」という枠組みでの研究が近年進められており、その中でモノの公衆化が注目されているが、インドネシアにおける儀礼の独特なプラグマティズムがモノではなく儀礼による公衆化を可能としていることを論じる。
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(153K)
今も生きる「聖なるもの」
ペルー北部山村の精霊にまつわる語りから
古川 勇気
p. G03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_G03
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アンデス山地ではインカ期以前から独自の信仰体系があり、特に南部ではそうした「地のもの」に対する信仰が色濃いが、調査地の北部山村では先住民文化が色濃くない。だが同山村では「ドゥエンデ(小鬼)」や「ムキ(坑道の精霊)」などの「聖なるもの」にまつわる噂話をよく耳にする。本発表の目的は、アンデスの自然観が生み出した「聖なるもの」が噂される背景を検討し、人間中心的な世界からの脱却の可能性を探ることにある。
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(225K)
プー・ミー・ブンの反乱と民族間関係
仏領期南ラオスの事例を中心に
中田 友子
p. G04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_G04
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フランス植民地時代の南ラオスでは、プー・ミー・ブンと呼ばれるリーダーが率いる反乱が頻繁に起こったことが記録されている。本発表は、オーストロアジア系の少数民族だけでなく、ラオ人の地方官僚が参加したこの反乱について検討することを通して、当時のラオと少数民族との文化的、社会的関係を再考する。
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(325K)
神以外の「一なるもの」に抗すること
フランスのジプシー・ペンテコステ運動における個と共同性をめぐる考察
左地 亮子
p. G05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_G05
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近年フランスではペンテコステ派キリスト教に改宗するジプシーが続出している。この新宗教運動は、一般社会と学術界にて民族主義的性格をもつものとして議論されてきた。本報告ではこうした視点を再考すべく、フランス南西部のマヌーシュ共同体の事例をもとに、ジプシー・ペンテコステ派運動の内部に働く、中心的な権威や民族や信仰の同一性、つまり「一なるもの」に抗する個と共同性の力学を解明する。
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(147K)
インド北東部におけるブネイ・メナシェと中国エクソダス論
クキ・チン系諸民族の起源をめぐる言説の展開と錯綜
村上 武則
p. G06-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
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インド北東部マニプル州とミゾラム州のユダヤ人起源を主張する集団には現地キリスト教や周辺同系民族との距離の取り方によってその内容に程度の差があり、ユダヤ人起源論はキリスト教の原理主義化と土着化の一形態とも見ることが可能で、中国起源論とも並行する新しい現象である。
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(205K)
個別発表(H会場)
海に棲むキョウダイと出会う
バジョの動物霊信仰と他者遭遇に関する一考察
加藤 久美子
p. H01-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
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https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_H01
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東南アジア島嶼部に拡散居住するバジョ/サマの人々は、鰐や蛸といった実在の生物の名を冠する、海に棲むキョウダイ霊を持つ。このキョウダイ霊は、時に、他集団出身者をキョウダイとする場合がある。本発表では、人と動物の関係性に基づいて定義されたヴェロニク・セルバの「魅了される遭遇」をキーワードに、バジョと動物霊、そして他集団との「遭遇」とそこに親密な関係を見出す過程の考察を行う。
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(260K)
動物と話すこと、を真剣に考える
山口 未花子
p. H02-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
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https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_H02
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長年カナダ、ユーコン準州の先住民の下で狩猟を学ぶ中で、動物と話すことの重要性を指摘されてきたものの、それをどのように「真剣にとらえられるのか」保留してきた。本発表では、コロナ禍で直接動物と向き合い狩猟をしてきた経験と、先住民から学んだこと、山極やインゴルド、岩田慶治らの文献を手掛かりとしながら、「動物と語ること」について再検討する。
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(135K)
フィンランドの死者のカルシッコ
樹木/死者/生者
田中 佑実
p. H03-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_H03
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本発表ではフィンランドのサヴォ地方を中心とする地域で行われてきた死者のカルシッコと呼ばれる樹木を取り上げ、産業化の中で急速に切り離されていった死者と「自然」、そして生者が互いに関わり合う姿を示し、そこで立ち現れるフィンランド語で生、人生、命、生活を意味する言葉「エラマ/elämä」の概念について指摘する。
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(229K)
多種が織りなすコーヒーのコモディティチェーン
ラオス南部におけるコーヒー産地の事例から
箕曲 在弘
p. H04-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_H04
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コーヒーは、アカネ科の多年生植物であるコーヒーノキ(Coffea)から採取されるコーヒー果実を様々な方法で加工することによって、コモディティチェーンのなかに投入される。本発表は、コーヒーのコモディティチェーンにおける人間と非人間の関係ついてのいくつかの側面について粗描することを通して、コーヒーという商品作物の経済的価値の形成について考察することを目指す。
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(190K)
野生動物保護における道路
絶滅危惧種ツシマヤマネコの交通事故対策を事例に
田中 瑠莉
p. H05-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
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https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_H05
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本発表では、絶滅危惧種ツシマヤマネコの域内保全施策の取り組みについて、道路という存在に着目し考察を試みる。インフラ整備による生息地の分断と交通事故は、ツシマヤマネコの個体数の減少の主な要因として指摘されている。そこで、①道路の存在が引き起こす生活環境への影響、②道路の存在が媒介する保護のネットワーク、の2点について事例をもとに検討する。
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(256K)
草原シルクロードの民族どうぶつ学フィールドノート
相馬 拓也
p. H06-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_H06
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草原シルクロードの民族どうぶつ学フィールドノート
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(208K)
2022年6月5日(日)
個別発表(A会場)
都市の周縁に生きる
東京におけるホームレスネスと社会空間的排除の視覚人類学による探究
丹羽 理
p. A06-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A06
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東京におけるホームレスネスと社会空間的排除の関係を、視覚人類学のアプローチから探究するものである。都市空間の変容がいかにホームレスの人々の周縁化を強化しているか、それが彼ら・彼女らの生の実践や価値観にいかに影響を与えているかを、ホームレスの人々のエスノグラフィーと共同での地図制作を通じて可視化し、また考察する。
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(208K)
Exploring Landscapes Allegorically
The Homeless, Pelted Stone, and Tama River
アフメット・メリキ・バッシュ
p. A07-
発行日: 2022年
公開日: 2022/09/13
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2022.0_A07
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This research is based on nine month-long ethnographic research conducted along Tama River, limited to 15 km route between Daishi and Futako Bridges, adjacent to Kawasaki City and Tokyo Metropolis.
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