日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
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個別発表(A会場)
障害と社会的包摂/排除障害
中年期に脳卒中を発症した人々の身体
*大島 埴生
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p. A04-

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抄録
脳卒中者の「生きる意味」を見出すことを難しくする現実の困難さと生の可能性を、脳卒中者を取り巻く制度や様々なアクターの競合を含めて記述する。脳卒中者は、スティグマの再生産や就労場面での差別などから、社会的排除を経験する。また、社会的包摂を目的する場も、社会への適合を促すような規律・従順さを求める側面がある。これに対して、抵抗の契機になるのが、「障害」を抱えた身体と「障害者」や社会的弱者の存在である。
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