日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第57回研究大会
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個別発表(G会場)
異なる負債の論理が延伸されるとき
ミクロネシア連邦ポーンペイ島における「負うこと」の多元性と交錯する諸概念
*河野 正治
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p. G04-

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抄録
本報告の目的は、「首長に負う社会」として知られてきたミクロネシア連邦ポーンペイ島の事例をもとに、他者に何かを負うことを人々がいかに概念化しているのか、それを通じて彼らがどのように互いの関係性を築いているのかを、在地の諸概念の交錯という視点から明らかにすることである。これは、「首長に負う社会」というステレオタイプ化された像からの脱却を図り、他者に何かを負うことの複雑な諸相に接近する試みである。
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