日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第58回研究大会
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個別発表(B会場)
喉を痛め、音を楽しむ
牧畜民にとって喉歌とはなにか
*チャ リス
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p. B20-

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抄録
喉歌は人間の声帯から出るが人間の声と思えないほど不思議な歌唱法である。これまで喉歌研究は音響分析による量的な手法、社会構築や象徴的な手法によるものが多い。しかし日常的に喉歌する牧畜民にとって喉歌は何であるかを解読困難である。喉歌すると声帯の痛みを伴うにも関わらず彼らは喜んで歌い楽しむ。痛みと楽しみは彼らにとって両立しうるもの。牧畜民の感覚における喉歌の実際を環アルタイ地域の事例から考えていきたい。
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