日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第58回研究大会
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個別発表(E会場)
猿と猿神の境界
インドの門付け芸能者ボフルピに見るアニミズムと自然/文化の超越性
*外川 昌彦
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p. E22-

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抄録
本報告は、インドの門付け芸能者ボフルピ(bahurūpī)の事例から、ビルブム県シャンティニケトンの近郊村で、森(自然)とカースト社会(文化)の境界におかれたベディア(Bedia)の人々が演じる猿神ハヌマーンが、動物(自然)と人間(文化)に関わる人々の認識を超越した次元で神話的世界を表象する過程を明らかにし、それによって自然/文化に関わる存在論的次元を捉えなおす観点を検証する。
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