日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第58回研究大会
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個別発表(J会場)
可視化されていた月経
パプアニューギニアにおける月経対処をめぐるモノと女性の身体
*新本 万里子
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p. J02-

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抄録
パプアニューギニアにおける月経対処をめぐるモノの変遷に従って、月経に対する知識の共有をみていく。生理用品や衣服、月経対処の場が関係性をもっていることを示す。発表では、この関係性を「モノの配置」と呼ぶ。月経小屋が存在した当時、具体的な人間関係のなかで月経に関する知識は共有されていたが、生理用ナプキンが普及した現在、月経に関する知識が個人化したことを明らかにする。
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