日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第58回研究大会
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分科会SB(Ⅱ)〈動物をえがく〉人類学
動き続ける形をとらえる
アニマとアニメと生の表象
*竹川 大介
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p. SB09-

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抄録
人は動くものに「生命の存在」を感じ、それを表現しようとしてきた。人類の最古の生業形態である狩猟採集と、原初の信仰であるアニミズムが結びつき、描画に時間と動きを取り込むことで、こうした「動物画」が成立する。つまり「動物画」における動物=アニマルとは、アニマ=魂を持つ者であり、描写されるアニメーションは死せる静物ではなく、擬人化され、人間とコミュニケーションが可能な、生きた存在の表象なのである。
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