場の科学
Online ISSN : 2434-3766
講による与贈循環の場
Corporate Accelerator
村上 恭一
著者情報
ジャーナル フリー

2023 年 3 巻 1 号 p. 42-57

詳細
抄録

本稿は Corporate Accelerator (CA) という非常に限られた研究しかなく先行研究において何が CA を構成するのかを定義することは困難であると指摘する現象を研究対象とする。CA は日本に輸入適応されたが日本での研究蓄積は皆無である。この現象を「場」における「講」により論究する。「場」において「与贈循環」をどのように産み出し成長へと結び付けたのかを論究した結果、CA の必須要素として「既存組織加速機能」 「内部仲介機能」「講」を提示する。これらは日本で歴史的に存在しているが研究として看過されてきた現象に光を当てるものでもある。

著者関連情報
© 2023 協創&競争サステナビリティ学会
前の記事 次の記事
feedback
Top