2022 年 10 巻 p. 38-42
【目的】内診演習におけるシミュレーション教育を評価し、今度の課題を見出すことを目的とする。【方法】助産学生を対象とし、内診モデルを活用した 2 段階構成の内診演習を実施後、学び・感想を自由記述により回答した。【結果・考察】各内診演習の結果から、「分娩進行に沿った児頭回旋の変化を理解する」知識、「ビショップスコア・児頭回旋を観察する」技術、「安楽に配慮した関わりをする」態度を統合した教育成果が示された。さらに、3 次元画像を内診演習に活用することは、内診時に必要となる知識・技術習得をより促進することが示唆された。