2022 年 10 巻 p. 101-107
[目的]リハビリテーション(リハ)医療における知識・技能・態度を育むシミュレーション教育の理論的なモデルを開発する。[学習方略] 新人の理学療法士・作業療法士に対してリハを行うための知識と技能を伝える。知識は、患者のおかれた状況を全体像として捉えて、課題を認識するための手続き的な知識である。一方、技能は、患者家族と多職種に実現可能性のある目標とその道筋を示すリハ技能である。[学習成果]態度は、手続き的な知識とリハ技能を学ぶことでリハマインドが育まれる。[結語]手続き的な知識・リハ技能・リハマインドといった学習要素がつながる教育モデルを活用することにより、シミュレーション教材を開発することが可能になる。