抄録
従来、シミュレーションセンターにおける予約管理システムは管理者や教育者の支援としての位置づけが強く、(1)実施日時(2)学習者(3)教育者(4)利用シミュレータ(5)実施した手技といった要素を記録することに重きがおかれていた。こうした活用に加え、学習管理の側面をもたせることも検討可能である。この場合、Moodle等の学習管理システムで取得されることも多い(6)学習時の到達目標、ゴール(7)実際の到達度合い(8)学習を通じて得られた省察といった要素も必要となる。こうした予約・学習管理システムは、次世代の医療シミュレーション教育を実施していくうえでも、学習者と教育者、双方にとって有用となる。