日本インテリア学会 論文報告集
Online ISSN : 2435-5542
Print ISSN : 1882-4471
教会建築設計資料としての宗教改革から第二バチカン公会議までのキリスト教変遷に関する研究
現代教会建築の背景となる宗教改革以降の教会現代化に繋がるキリスト教変遷の考察
村上 晶子湯本 長伯
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2013 年 23 巻 p. 117-122

詳細
抄録

キリスト教は歴史的あるいは地域的に多様性があるが,それなりの必然的な変化を経て現代に至っていると言えるので,その変遷をダイアグラムとして捉えておくことが教会建築設計には必須と言える。特に宗教改革から現代の第二バチカン公会議に繋がる変遷は重要であり,本論文は現代教会建築の設計指針を得る研究の一つとして,2000年続くキリスト教の大きな構造変革の背景を,教会建築設計の中に位置づけるものである。この現代教会建築に繋がる構造変革は,具体の教会建築設計において神父司祭や信徒役員と設計内容を共有するために必要な資料として,こだわるべきポイントに留意して整理し設計資料としたものである。

著者関連情報
© 2013 日本インテリア学会
前の記事
feedback
Top