抄録
本研究では,歩行者とマイクロモビリティの共存空間におけるサービス水準の再検討案を提示するために,歩行空間における混雑度を示すサービス水準に着目し,実空間である駅での流動調査や群集流動シミュレーションを行った。その結果,現状の駅空間において局所的に混雑するエリアではサービス水準 D レベルの混雑が発生していることや, マイクロモビリティ導入時において最も混雑するエリアではサービス水準Eレベルの混雑が発生していた。また,OD 値を変化させたシミュレーションから0.41[人 / m²]以下であれば双方が速度低下せずに歩行,走行が可能であった。これらの結果を踏まえ,歩行者とマイクロモビリティが快適かつ安全な歩行や走行の為には,2.4[m² / 人]以上が必要であることが明らかになった。