抄録
本研究では,改築により学年オープンスペースが設置された板橋区立 J 小学校において,開校1年後より2年間にわたり教員との協働により子どもたちのための環境づくりを実施した。初年度は,3年担任の教員3名と共に3年オープンスペースを対象とした環境づくりを行い,一定の効果を得た。さらに翌年はその効果を他学年教員にも共有した上でワークショップ形式で全学年のオープンスペースにて環境づくりを実施した。
以上の取り組みにより,多忙な業務に追われる教員が主体的に環境づくりに着手していくためには,児童の居場所の選択肢を増やすことから開始する,児童の様子を見ながら随時気軽に調整変更する,外部の意見を取り入れる等,幾つかの必要な状況や条件を整理した。