京都帝大医学部生理学教室
1943 年 4 巻 10 号 p. 17-22
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我笹川教授の研究室に於ける異常波長振動刺戟たる超音波の生物に及ぼす影響に關する各種綜合研究の一部として、被檢動物に猩々蝿Drosophila melanogasterを用ひ、2000V570kcと思惟される超音波を、個體の死滅せざる程度の曝振量即ち6'以内の各種曝振量を與へ、接合X法にてF1を觀察する事により、遂に多くの可視人爲突然變異を發見し、超音波が突然變異を惹起する刺戟たり得る事を證明した。又その突然変異惹起性は刺戟強度に直線的比例をなさず、腹節状をとるものの様である。
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