日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
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教師あり/教師なしスペクトル写像による声質変換
松本 弘丸山 靖史井上 博夫
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1994 年 50 巻 7 号 p. 549-555

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抄録

本論文は、教師あり及び教師なしスペクトル写像とパワースペクトル包絡(PSE)分析合成系に基づく声質変換法を検討している。教師つきの場合、入力話者のスペクトルは、代表スペクトルの入力・目標話者間の差を歪最小基準で内挿することによって写像される。また、教師なし方法では、目標話者の符号帳と、これをファジー目的関数最小基準で入力話者に適応化した符号帳を用い、ファジー写像を利用して変換される。変換音声と目標音声との対比較による話者識別実験で評価を行い、男声男声変換では、どちらの方法についても平均識別率84%を得た。また、男声女声変換では、教師つき方法で平均70%の識別率が得られた。

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© 1994 一般社団法人 日本音響学会
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